特定分野管理栄養士
「在宅栄養専門管理栄養士」

すぎうら医院　馬庭章子さん

私は在宅栄養専門管理栄養士として患者さんの自宅へ訪問し、栄養食事指導を行っています。
在宅患者は低栄養の高齢者がほとんどですが、これらは高齢というだけでなく慢性疾患、がん、認知症、難病など複数の疾患を併発している場合が多く、さらに生活環境や介護の問題など医療と介護の両側面からみた個別指導を必要としています。
このような中、より幅広く困難な事例へも適切に対応できるスキル習得の必要性を感じ、2022年に資格を取得しました。資格取得はスキルの向上だけでなく訪問管理栄養士のコミュニティを広げるためにも有意義なものとなりました。
今後、在宅療養者の増加や高齢化の進行に伴い、在宅での食支援を必要とする患者さんは増加すると考えます。病院、施設、在宅など、どこにいても切れ目のない長期的かつ包括的な栄養支援の継続が必要ではないかと考えています。

※患者さんにはホームページへの掲載を了承いただいています。