大田地域の郷土料理

マップ-大田市-
大田地域には2007年7月に世界遺産登録された石見銀山があり、1500年代中頃には灰吹法という技術革新によって、極めて純度の高い銀生産が行われていました。
大航海時代の幕開けでヨーロッパでは、石見銀の生産地である佐摩の由来から「ソーマ銀」と呼ばれ、高品質の食器や装飾品がつくられ珍重されました。

箱寿司

箱寿司 石見地方で親しまれている「箱寿司」は、江戸時代の末ころから作られるようになりました。 いまの岡山県から伝わってきたものといわれています。当時、岡山では藩の財政が貧窮していたため贅沢な生活が禁じられていました。 それでも庶民の間ではこっそりご馳走を食べようと、野菜やしいたけなどの具を、寿司ごはんの中にしのばせて食べていたそうです。 それが銀山ロードを経由して、石見銀山にもたらされ、だんだん豪華になっていったようです。
石見、特に大田の代表的な郷土料理のひとつ「箱寿司」は石見銀山の歴史とともに懐かしいふるさとの味です。

栄養価 (1人当たり)

エネルギー:209kcal
たんぱく質:5.2g
脂質:3.4g
塩分:0.6g

材料(1升分)

  • 米・・・1升
  • (A)
    • 酢・・・200cc
    • 砂糖・・・220g
    • 塩・・・20g
  • にんじん・・・200g
  • しいたけ・・・200g
  • ごぼう・・・200g
  • 油揚げ・・・10枚
  • れんこん・・・150g
  • しょうゆ・・・適宜
  • 砂糖・・・250g
  • 塩・・・20g
  • 卵・・・10個
【寿司型】
木の枠の中へ底板をはめ、中の仕切り用とし、うすい板で、数段に詰め重ねる箱。箱の大きさにより、1升用から5升用まである。

作り方

  1. 洗った米を普通に炊き、寿司酢(A)を混ぜ合わせ、寿司ごはんにする。
  2. 具は細かくみじん切りにし、砂糖、醤油、塩を入れて味をつける。
  3. 寿司箱(1升用)の内側に酢をつけて寿司ごはんを1cmくらいの厚さに一面に広げる。(手で少し押さえる)
  4. 3の上に、一面に具を広げる。(あまり厚くならないように、また、むらにならないように)
  5. 4の上に、寿司ごはんを1cmくらいの厚さに広げ、軽く手で押さえておき、その上に薄焼き卵の線切りを一面にのせる。
  6. 5の上にうすい板を置き、押さえる。
  7. 3〜6を繰り返す。
  8. 軽く圧力を加え、3時間以上おいてから箱枠を抜き、定規をあてて4〜5cmに切る。

だき寿司

だき寿司 だき寿司は、大豆入りの押し寿司で、祭りのとき等に作る行事食のひとつです。
大田地方は、日本海岸に面していることから、漁業も盛んです。大衆魚のあじやいわしなどを上手に使ったご馳走のひとつです。 別名おまん寿司ともいわれています。

栄養価 (1人当たり)

エネルギー:103kcal
たんぱく質:12.9g
脂質:2.5g
塩分:0.8g

材料(1個分)

  • あじ・・・1尾
  • 塩・・・適宜
  • おから・・・10g
  • 砂糖・・・5g
  • 酢・・・8g
  • 塩・・・0.6g

作り方

  1. あじを背割りして、中骨をとる。
  2. 1の魚に塩をふる。
  3. 2〜3時間おいたあじを、さっと水洗いして水気を切る。
  4. 酢、砂糖、塩を合わせ、あじが白く変わるまでつけておく。
  5. 4の合わせ酢で、おからを炒める。
  6. 4のあじにおからをはさみ、軽い重石をして半日つけておく。

かしわもち(まきだんご)

かしわもち(まきだんご) かしわもちは、田植えの手伝いをしてもらった人へのおみやげにしたり、泥おとしのときに隣近所のみんなで作って食べただんごです。
まきしばは、初夏には石見地方どこでもとれます。

栄養価 (1個当たり)

エネルギー:103kcal
たんぱく質:2.2g
脂質:0.2g

材料(1個分)

  • だんごの粉・・・15g
  • さらしあん・・・20g
  • まきしば
【食べ方】
蒸してすぐ食べるより、少し時間をおいたほうが、まきしばがよくはがれます。 はぎにくいときには、水かお茶でぬらした箸を使ってはがすとはがしやすい。

作り方

  1. まきの葉は洗って、ふきんで一枚ずつふいておく。
  2. だんごの粉にぬるま湯を入れ、耳たぶの硬さになるようにこねる。
  3. ピンポン玉くらいにまるめ、直径5〜6cmに広げ、あんを入れて包み込むようにしてつまむ。
  4. つまんだところをまきの葉のなかがわに入れ、蒸し器で、葉色がかわるまで蒸す。
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