邑智地域の郷土料理
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角ずし
この地方では、昔から祭やいろいろな行事のごちそうといえば角ずしをつくってきました。 中に入れる具はこの他ふき、たけのこ、干したこう茸、栗などを使い、飾りも木の芽、ゆずなど季節の地元食材を使います。 手間のかかる料理で、だんだん家庭で作られることが少なくなりましたが伝えたい郷土料理のひとつです。
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こう茸むすび
中国山地に位置するこの地方は、山の幸に恵まれ、秋にはいろいろなきのこが採れます。 中でもまつたけと並んで珍重されているのが香りのあるこう茸で、ここでは“におい香茸味しめじ”と言われています。 こう茸の塩漬けは保存がきき、これをきざんで混ぜたおむすびは、なつかしいふる里の味です。
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そうめん瓜の酢の物
保存のきくそうめん瓜はこの地方ではよくつくられていますが、都会ではなかなか手に入らないようで、郷土の味としてなつかしがられます。 ゆでてほぐすとそうめんのような糸状になり、糸瓜、錦糸瓜とも言われます。色あざやかで、歯ごたえがよく、さっぱりした酢の物です。