公益社団法人 島根県栄養士会

料理のおすすめポイント

雲南地区の三刀屋・木次には焼きサバと言って、生のサバを1本丸ごと串に刺し、炭火で焼く伝統の料理があります。
昔、冷蔵方法のなかった時代、サバは大社の浜で取ったものを担いで運びました。しかし、傷みやすいので生で食べられるのはこの三刀屋・木次が限界でした。
そこで、サバを焼いて焼きサバにし、さらに奥地に運んだそうです。
この焼きサバ使った「焼きサバ寿司」は、田植えや茶摘みと忙しい初夏の最高のご馳走でした。

[写真]焼きサバ

[写真]焼きサバ寿司

材料(4人分)

400g
だし昆布
5cm位
520cc

合わせ酢

60cc
砂糖
大さじ2と2/3
小さじ1と1/3
干ししいたけ
8g
たけのこ水煮
60g

煮汁

干ししいたけの戻し汁
160cc
薄口しょうゆ
大さじ1弱
砂糖
大さじ1弱

錦糸卵

2個
小さじ1/5
砂糖
小さじ1と2/3
赤い板かまぼこ
20g
焼きサバ
100g
山椒の葉
少々
焼きのり
少々

栄養価(1人分)

エネルギー
518kcal
たんぱく質
17.6g
脂質
7.9g
塩分
2.7g

作り方

【焼きサバ】

  1. サバを背開きにして、内蔵とエラをとり除き、串をうつ。

  2. 炭火で20分から30分ぐらい、火力が強すぎないように霧吹きで炭に水をかけ、じっくり焼く。

【焼きサバ寿司】

  1. 米を洗い、だし昆布を入れて炊く。

  2. 合わせ酢の材料を鍋に入れ、砂糖が溶けるまで加熱する。

  3. 炊き上がったご飯に合わせ酢をまわし入れ、しゃもじで切るように混ぜ、うちわであおぎ冷ましておく。

  4. 戻した干ししいたけとたけのこを小さく切り、煮付けておく。

  5. 赤い板かまぼこ、山椒の葉を小さく切る。焼きサバはほぐして骨を取り除く。

  6. 薄焼き卵を焼き、細長く切って錦糸卵を焼く。

  7. 寿司めしに具を入れ、混ぜ合わせる。

  8. 器に盛り付け、上に錦糸卵と焼きのりをかける。