出雲の郷土料理
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生姜飯(1)
斐川町の出西地区でしか育たないしょうが。昭和20~30年半ばまでは盛んに栽培され、松江、米子までも行商されていた。近年栽培が減少していたが、平成10年斐川町の特産品として栽培がすすめられ、生産量は年々増えている。親指大に株別れしてつながる小しょうがで、堅い繊維質がほとんど無く、ピリッとした強烈な辛味があり、上品な香りがある。生でしょうゆと花かつおをつけてそのままかじる、酢漬け、甘辛く煮てもおいしい。
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生姜飯(2)
生姜飯のレシピです。
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海苔筆
12月に入り、北風がきびしくなってくると平田の十六島町の島々においては海苔つみがはじまります。海苔筆に使われる『十六島海苔』は味も格別で、江戸時代には松江藩の松平不昧公が江戸城へ登城された時に十六島海苔で作った羽織を着て大名達の控の間で羽織を切って大名達にごちそうし、 お国自慢をしたという有名な話も残されています。海苔筆は、地元ではお正月や2月の初うま祭りにはきまって作られ、箸でもちあげると海苔が筆の先のようになることが名前の由来となっているようです。
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笹巻
出雲地方では、5月5日の端午の節句に笹巻(ちまき)を作り男の子の無事成長を祈願し、お供えして食べます。この時、武者人形を飾り、菖蒲とよもぎも一緒に添え、外には鯉のぼり(鯉の滝登りに寄せて)を泳がせ男子の盛運を祈ります。